求人面接はぽっちゃり嬢のカウンセリングなのです

ぽっちゃり嬢は「どうして採用されないの?」と求人面接でキレる

求人面接でキレたらダメですそんな「ぽっちゃり風俗店は、地雷のようなブスで器量なしでも稼げる最後の風俗店」というイメージは、男性誌が作り上げたイメージですから、すべてのぽっちゃり風俗店がそうではありません。
わたしの、ぽっちゃり風俗店もそうですが、太めの女性が好みの男性が、真心のこもったサービスを受けるというお仕事が殆どです。
とくに、求人広告をするようなお店は、わたしの店のようなコンセプトのお店が多いと思います。
なぜならば、「地雷」のような女性は、求人広告すれば採用できる訳ではないでしょうからね。
ぽっちゃりのお店の求人だからといって、誰でも、どんな容姿でも採用されるというのは誤解です。
たまにいらっしゃるのですが、求人面接の現場で「すこし容姿の整った女性」が、採用されて当然という態度で、あたかも「こんな美人が採用されにやってきたよ」と自信満々な方がいます。
そのような方は、性風俗店をサービス業だと理解されていません。
性風俗店は真心こもった接客をして、男性のお客様から対価をいただくというビジネスなのですから。
そして自信満々な彼女は言うのです。
「わたしのような女を採用しないなんて、なんて最悪な店だ!」と。
わたしの女性を見る目の無さを非難するのは感謝します。
もっと頑張ろうと言う気に、性風俗店の求人担当として喝をいただいたと精進するまでです。
でも、わたしの店で頑張っている女性たちをバカにする発言は見過ごすわけには行きません。

マウンティングする風俗嬢たち

求人面接で自信満々な彼女は、どうして「ぽっちゃり風俗嬢」を下に見るのでしょうか。
それは、彼女の自信の無さの現れなのだなと、いくつかの求人面接を繰り返すうちに思うようになりました。
受け入れる性、セックスが受け身の女性だからなのだと思います。
「わたしは、あの女より価値がある」「わたしは、あの女より、男に選ばれる価値がある」。
常に誰かの評価を気にしていなければならない性。
それが女性性です。
女性は、母になりたくない願望があることは書きましたが、それもまた「お母さんのような年寄りではない」「いまだセックス経験の浅い、処女性を持った女性だから価値がある」という思いが原点なのだと思います。
「わたしはあいつより優れている」という意識は、言葉の端々に現れ、その言葉を投げかけた相手を屈服させて、自分のほうが優れていると認めさせようとします。
まるでローランドゴリラが、胸をドラムのように叩いて「俺のほうが強い」とアピールする、マウンティングと一緒なのです。
女性たちがマウンティングするのは、何もぽっちゃり嬢の業界だけではありません。
普通の風俗嬢も、キャバクラ嬢も、上場企業のOLさんが給湯室で「かわいいアクセサリー自慢」をするのも、自分のほうが女性として優れているというアピール合戦であり、マウンティングなのです。

ぽっちゃり求人面接はまるでカウンセリング

考えてみると、女の世界ではマウンティングはずっと行われているのですよね。
たとえば女子高生の世界。
少女たちのクラスメイトに、まるで母親のような「ぽっちゃり」の女性がいたと考えてください。
「いつまでも若いままでありたい」、「ガリガリの少女でいたい」、「生理を止めたい」と考えている少女たちの目にとって、まるで「母親」のようなぽっちゃりのクラスメイトは、同士ではなく、忌むべき存在にしか映りません。
多くのガリガリ少女たちは、はたして「ぽっちゃりクラスメイト」に心を許すでしょうか?
マウンティングの対象になった「ぽっちゃりさん」は、敗北感に打ちのめされ、トラウマとして残るのです。
求人面接官として、そんな悩みを打ち明けられたことが多々あります。
カウンセリングしていて、わたしも涙が滲みます。

  • 16/5月/2016